「貴方のお名前は?」
そういえば名前を聞いていなかったな(汗)
「・・・セイ。苗字は無い。」
「そう、私の名前はアキ。
私は苗字を捨ててるわ。」
「・・・そうか・・・」
そしてセイと名乗った少年は妙神山を去っていった。
この後シンジは次に行く世界で体を手に入れるということで俺と一緒に生活することになった
魔法使いのアキと名乗った少女も同じ
セイは何処にいるのか不明
三人の出会いはこんな感じだった
第二の人生は霊能力者!?
第四話「決意」
シュウジ
妙神山から降りて一週間がたった。
セイは相変わらず行方不明。
アキはシンジと一緒に横島の働いている事務所、GS美神除霊事務所に通うことになった。
ちなみにアキは夜になるとその辺で寝るとどっかに行ってしまうのだ。
まあ、朝になればいつもいるのだが・・・
横島は美神達にまだ事情を話していなかったので大変だった。
遅刻したかと思えば其処には幽霊らしき人物といかにも魔法使いですみたいな格好をしている少女と一緒に来たのだ。
無理も無い。
もちろん大騒ぎになりそれからはお約束の出来事。
一人の女が殴る蹴るなどなど・・・
女の名は美神令子。世界でも有数のS級GS(ゴーストスイーパー)でいわゆる悪霊退治屋。
お金が超好きで、わがままで、自信家で、ここ美神除霊事務所の所長。
しかし、その美貌と悪霊退治の腕は確かで、彼女の事務所には大手の業者からたくさんの悪霊退治、霊障解決の依頼が来る。
それをなだめているのが氷室キヌ。
周りからはおキヌと呼ばれていて彼女はGSの卵。
ネクロマンサーという特殊能力を持つ花の女子高校生。
それを見て横島を庇おうとはせず横島に連れてきた女の子について問い詰めているのが人狼族のシロ。
横島のことを先生と慕っていて横島と同じく霊波刀を使う妖怪で事務所の居候。
それを見て私は一切知りませんって顔をしているのが妖狐のタマモ。
幻術と変身能力が得意らしく性格は基本的はクール、たまに年相応の感情が見え隠れする。
シロと同じく事務所の居候。
そしてようやくほとぼりが冷めたのか横島は殴られたダメージを文殊で回復させながら事情を話す。
シンジの事・・・
異世界の二人のこと・・・
これからどうするのかなど横島の覚えている範囲全部。
皆最初はあっけにとられていたが再起動し今後のことについては結局変わらない生活でということになった。
シンジは横島から離れなれないしアキはそれにくっついているだけだからだ。
美神にもただ働きが増えたと邪な打算が見え隠れもするが・・・
=シンジ=
ある日僕はふと悟りを開いたのかただの思いつきなのかわからないが強くなりたいと思った。
僕のいた世界では自分では弱かった。
もちろん周りから見れば強かったのかもしれないがそれはエヴァに乗っているときだけ。
精神的にも肉体的にも弱かったと僕は思ってしまうのが日に日に強くなっていって出した答えがこれだ。
強くなりたい。
大切な人一人ぐらいは守りきれるぐらいの力を。
そうおもって僕は横島さんに相談した。
「僕、強くなりたいんです。」
「はあ?何言ってるんだ急に?」
「前の世界では守れなかった・・・大切な人を。
大切な人一人ぐらい守れる力が欲しいんです。」
「!!・・・・」
急に横島さんの顔は険しくなっていきました。
その瞳に写されていたものは悲しみという名のものを・・・
だからこそここでは聞くべきではないだろうと思った。
「でも俺にお知えることなんか無いぞ?」
「僕は今幽霊と言う存在でもないただの精神体にすぎません。
でもだからこそ横島さんが扱っている霊能力を扱えることが出来る。
霊能力と魂は密接に関係しているらしいですから。」
「なんでお前がそんなこと知っているんだ!?」
横島さんは驚いているようだった。
自分でもわからないがこんなにも頭と良かったのかなー?
シンジは気づいていないようだったが元々頭がいいのだ。
両親は科学者でその一人は「東洋の三賢者」とまで呼ばれているのだ。
今まではその頭を効率よく使っていなかったのだ。
目立ちたくないなどの援護射撃もあったが・・・
良くも悪くもあのサードインパクトが原因なのだ。
そんなわけでシンジは以前妙神山で話していたことを覚えていたのだ。
=アキ=
私がココに来てから良く笑うようになったと思う。
以前の私は人を殺すことに何の感情もないヒトだった。
いや、環境が私をそれにしたと言うべきか・・・
ココに来てから感情が良く出るようになった。
特にあの二人を見てから・・・
『セイ』と『シンジ』
この二人は私に良く似ていると思う。
性格とか雰囲気とかそういうものではない。
言葉では言い表せられない何かがある。
だから私はシンジと一緒についていく事にしたのだ。
セイのほうはついていくのは多分命がけになるだろうからこちらに来た。
セイは私やシンジとは違う、多分私達よりつらい過去があるのだろう。
あの金色の瞳の奥に隠されている機械的な目。
まあそんなことを今考察してもしょうがない。
とにかく二人に惹かれたのだ。
そして今シンジと横島さんと一緒に妙神山に修行に来ている。
理由はシンジが強くなりたいとのこと。
そして横島さんは「俺に教わるより小竜姫様に教わったほうがいいよ。」という発言から妙神山にきている。
その話を聞いていたタマモも一緒に来ている。
なぜ?
と思ったがどうやら横島さん目当てらしい。
う〜ん、横島さんこの修行終わって帰ったらまた半殺しになるんじゃないかな?
横島さん、ご愁傷様です。
私の魔法も教えたいのだがこれは血筋の関係から教えることは出来ないしな〜。
実践での相手ぐらいならできるかな?
やっぱり私は可笑しくなったのかな・・・こんなにも他人を気にかけるなんて・・・
アキはこの時はまだ気づいていない
この後自分はシンジに恋をしてしまうことに
シンジはこの時はまだ気づいていない
自分の隠れた才能に
セイはこの時はまだ気づいていない
自分が人間の感情を持つことになることに